平「ええええええ?」
斎「ええええええ?」
沖「ええ?まさか二人ともここまでの会話で気づいてなかったんですか?平助は馬鹿だからしょうがないですけど、一君分かってるみたいな口ぶりでしたよね?」
平「ば、馬鹿じゃない‼︎」
ぐすんと平助は部屋の隅に体操座りした。
斎「俺はてっきり澄野が女風呂に入りたかっただけかと…。」
だめだこの人達…と沖田は頭を振った。
沖「この事は内密にお願いします。吹悠さんにも言ったらダメですよ。僕が殺されますから。知ってるのは近藤さんと僕と土方さんと山崎さんくらいですから…。」
?「そこに俺も加えておけ。」
突然、聞きなれない声が聞こえて、咄嗟に刀の柄を掴んだ。
声の主は吹悠が命を救った少年だった。
斎「聞いていらしたんですか…。」
?「あぁ。勿論俺の命の恩人の秘密は守らぬ程非常識ではない。安心しろ。
おいそこの女顔!喉が渇いたのだがお茶はないか?」
自分の事を言われたのにしばらくしてから沖田は黒い殺気を出し始めた。
沖「気にくわない…吹悠さんを倒れさせた男がこんな奴だったとか…いっそあのままで良かった。」