平「こいつは女風呂で泳いでた子猫じゃねえですかい!」


斎「いや、猫っぽいがよく見れば、模様からして白い虎だな。まだ子供の様だが…。」


沖「今考えてみれば…って、あ!」


平「どうしたんですかい?」


沖「この子虎、吹悠さん…ですよね?普通考えてそうなりますよね?白虎ですし、子供ですしそうなれば全て辻褄が合います!」


平「じゃあ女風呂にいたのはなぜですかい?」


平助が痛い所をついてきて、沖田はニコッと笑いごまかした。


沖「吹悠さんが単純に一人で泳ぎたかったんでしょう。」

斎「…お前が隠し事する時に顎に手を当てる癖は変わってないな。」


あっと沖田は自分の顎に当てた手を下ろした。




斎「本当の事を言ってくれ。俺らは仲間だろう?」

沖「一君は意地悪だなぁ…もうわかった癖に」




沖田は後で怒られるなぁと子虎を抱きかかえため息をついた。



沖「そう。吹悠さんは女の子ですよ。」