その時シュポンッと音がして急に沖田の腕のなかから、重さが消えた。


正確に言えば、着物の中身が消えた。


平「へっ?」

沖「え?」

斎「お、おい?」


3つのハテナが同時に皆の頭上の上に出た。


沖「…一君。吹悠さんどこいったか分かりますか?」

斎「お、俺に聞くな!」

平「うおえあああ?」

平助に至っては何を言ってるのか分からない。






沖田は何気なく吹悠の消えた着物を困った様に見ると何かが中にいるのか少し不自然にモコっとしている所を見つけた。





斎「庭に行って試しに澄野探してくる。」

沖「ちょっと待ってください。」

斎「何だ?」

沖田が着物を摘み上げると中から子虎がでてきた。




沖・平・斎「「「アアアーーーー!!」」」