しゃん
しゃんしゃん
しゃんしゃんしゃん
静かな闇夜を切り裂く鈴の音が聞こえた気がした。
と思った次の瞬間
ズンっと強大な妖気が近くに現れたのを感じた。
急いで刀を握り、飛び起きた!
『おい!起きろ』
すると不機嫌そうな返答が返ってきた。
沖「もう起きてますよ。僕の眠りの邪魔をする不届きな輩を成敗するために!」
こわっ。ブラックオーラ全開だよこいつ。
斎「永倉!原田!詠唱いけるか?」
永・原「「いきます!」」
永倉と原田は摺り足でステップの様なものをしだすとバッと忍者の様に手を組んだ。
永・原「「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前 !」」
おおおおおなんか彼奴らの癖に
無駄にかっけえ!
永「無駄に、は余計だ!」
平「彼奴らは家が代々陰陽師なんですぜ?ちなみに今さっきの摺り足みたいな奴は禹歩って言って陰陽師の技の一つなんでさぁ。」
なるほど。
原「今ので妖は進みにくくなって時間ができたはずだから、早く行け!妖の所へ!俺らがなるだけ食い止められるうちに!」
…こいつもう直ぐ死なない?
僕心配だわ。フラグが……。
沖「ぼーっとしてないで彼奴ら放っておいて行きますよ!」
斎「グズグズしてたら、被害が出る。」
平「あっちの方ですかね。」
山「先偵察してきますわ。」
『じゃあ、いっちょやりますか!』
僕の眠りを返せ!ってね