『夢を壊す……始まりの…光……』

「あ…の………」


伸ばされた手に、私は無意識に手を伸ばしていた。その手を、掴まれる。


うん?掴まれる………!?
よく見ると、私の手は鏡の中に入っていた。



「えぇっ、嘘!!!?」


や、やばいって!!!
吸い込まれる~っ!!


『私を……見つけて………』



少女は私を引きずりこみ、鏡の中へと入ってしまう。しかし、そこは闇だった。


そして、体は急降下していく。
そこに、あの少女の姿は無い。



『目覚めて………私の……暁……』


あか……つき………?



その言葉を最後に、私は意識を手放した。