花恋が私のあとをついてくる。
「ねぇ、流那?どうしたの?」
「え、いや、何もないよ?
寝たら、元気になったよ!」
やっぱ花恋は気付いてる。
はぁ…。いつからこんな考えるようになったのか…。
「もぉー…。
海音先輩の事でしょ?バレバレだよ?」
「んぁー…。
やっぱ気付いてたよね…?
もう、私…、どうしたら…。」
きっと、こうなる運命だったんだ。
初めて会った時から。
私は好きになる運命だったんだ。
「流那はさ、素直になりなよ。
もう、好きなんでしょ?
認めたら、楽になるんじゃないかな?」
あぁ…。
もう泣きそう。
「何でよりによってさ…。
海音先輩なのかな。もっとさ、別の人いたのに…。」
「んー…。
まぁさ、そんな落胆しないでよ。
海音先輩モテるもんね…。
あんなイケメン放っておく女子はいなよな…。」
海音先輩は何を想ってるの?
ねぇ…。
知りたいよ。