そんな私をよそに、座席にのって

準備オッケーっていう余裕顔で私を見る。




ふっふん。

"どーせ負けるんだったら....ふふふ。"




「何ニヤケてんの?顔きもいよ。」

「うっさい!」




゙レディーゴー!゙

ゲームの合図がなって、アクセルを力いっぱい踏んだ。




だけど、やっぱり...壁に激突。

元に戻そうとしたら、スタート時点の方向にユウターン。




「お前何やってんの?」

隣で余裕ぶっこいて、爆笑する潤。




ふっふーん。
秘策あるもんね♪

「そんな余裕ぶっこいちゃって、いーの?」

「はぁ?だって俺余裕だし。」

「その余裕もいつまで、続くんだろーね?」

「は?」