経験しなくても
別にいいと思うけど...

むしろ
経験しちゃいけないん
じゃないの...?




そんな事を思いながら
潤についていく私。




ちょっとは
こういうスリルも...
良いかも♪なんて。




「早くこっち来い!」

壁にへばり付きながら、
バレない様に
忍者並みにソーッと
動いていた私を

潤は腕を引っ張って
そのまま駆け出した。




忍者になりきった
意味...ないじゃーん!

心の中で叫びながら
潤について行く。




「お前...はずい。」

「え?何が?」

「1人で忍者ごっこかよ。」

「...バレない様にしただけだし!」

「あっそ。」




そんなこんなで
学校を出た。