「よし、行くか」
突然起き上がって、目覚めの背伸び?をした。
「は?」
「ほら、行くぞっ」
わぁっ!
私の右手を掴んで、強引に屋上を出る。
「どこ行くんだってば!?」
「しっ!今授業中だぞ。
捕まったらお前のせいだからな。」
「なっ何それ!?」
「お前、いちいちリアクションうざいから。」
うっうざい!?
......
まぁ、確かにうざい
かもだけど
あんたの言うことなすこと
問題があるんだってば!
先生の目を盗んで
学校を抜け出すのは
私にとって初めて。
「ねぇ...やっぱり戻ろうよ。」
こんな不安が、どんどん押し寄せる。
「こういうこと、今の内に経験しといた方が良いし。」
...は?