太陽が雲に隠れたのかな?
そっと目を開けてみる。
「わぁっ!」
「俺は化け物んかよ」
影になってたのは、潤だった。
キレたのにも関わらず、
こうして今までの様に
振る舞ってくれるのが
ちょっぴり嬉しかったり。
クスって笑う潤の息が
少し乱れてるのが分かった。
探しててくれたの?
そう聞いてもきっと
"は?誰がお前なんか探すし"
とか言うんだろうなぁ。
「お前バカの癖に、サボってんじゃねーよ」
「なっ…!?バカは余分!」
「バカバカバーカ」
「バカって言った人がバカなんだし!知らなかった?」
「お前、本当ガキ。てか、ガキ以下?」
「ガキ!?ガキ以下って何なの?」
「園児?」