勢いで屋上まで駆け込んでしまったけど…

よくよく考えたら、いつもの分かりきってた潤の態度に、

私がただ自分の過去を重ねてしまって、キレただけだったんだよね。




反省したけど…

意地っ張りな私は、素直に謝ることも出来ないし、教室に戻ることさえ…

難しい。




とっくにチャイムも鳴って、なおさら戻りずらい。

今はきっとゴリのごっつい授業を皆受けているんだろうなぁ。




「はぁ…」

重いような、軽いような…
そんなため息をついて
地面に横たわる。




雲が太陽に隠れているのにも関わらず、空を見ると眩しくて、目が眩む。

目を閉じても瞼から日を感じる。

この感じ…スキ。





…?

突然瞼が暗くなった。