勝手に決めた決戦に、やる気を出しながら…
美紀ちゃんとの決戦を想像する。
「さと、眉間にシワがよってるよ?」
えっ…?
奈美に言われて、自分の眉間を触ってみると、確かにシワがよってる。
あー。ヤバイ。
なにこの不細工な顔。
「しわくちゃ。」
…はぁい?
どこからか、変なのが聞こえてきた。
幻だと思いながら、気づかないフリ。
――ペチン
いっ痛ぁい!
頭を叩かれ、睨みっこ。
「なっ何すんの?」
「ばぁちゃんが口答えすんな。アホ。」
「はぁ?あんた誕生日いつだよ?」
「なに、何かくれんの?」
「なわけないでしょっ!」
「じゃぁ、教えなーい。」
「はぁぁ?潤のバカっ!」
「お前よりバカじゃないし。赤点。」
…あっ!!
あぁー!
やっぱりコイツ…
見やがってた。