これが多分…
"恋する気持ち。"なんだと思う。
この気持ちが、女の子を思いっきり可愛くさせる。
いいよね。恋。
恋の魔法にかかった気分。
そんな女の子を、周りは可愛いと思ってくれる。
それだけで充分。
でも、好きな人が気づいてくれるまで、アピールしなきゃいけない子も居て…
その中の一人が、私なんだよね。
いつ気づいてくれるか分からない。
もしかしたら、一生気づいてくれないのかもしれない。
その度に傷ついて…
でも、女の子はその"いつか"を信じて、待っている。
恋が実ることを、信じて。
恋する気持ちを大切にして。
だから、私も頑張らなくちゃ。
少し感じ方の変わった、いつもの景色を楽しみながら、私は駅へと急いだ。