次の日の朝、陽気な木こりはお姫様に優しくした罰として、お城に捕らわれてしまいました。
「陽気な木こり!なぜ、お姫様に優しくしたのだ?ワシに逆らう気か?」
怒っている王様に対して、木こりはあわてる様子もなく、答えました。
「だって、アンタはこの国の王様じゃないんだ!村の人たちもそれに呆れて、皆出て行っちまったよ!」
それを聞いた王様は、顔を真っ赤にして怒ってしましました。
「なに!?そんなこと、あるものか!ワシは王様だぞ!?」
しかし木こりは、陽気に笑いながら
「それなら、外にでて確かめたらいかがでしょう?もし、村人たちがいたらオイラを牢屋に入れて構わないです!」
と、言いました。王様は
「いいともいいとも。」
と言って、外に出てみました。するとどうでしょう。
外にでてみると、ガランと静まり返り、そのかわり、一つだけぽつんと立てられている看板がありました。
『こんないじわるな王様は大嫌いだ。この村から出て行ってやる。ー村人達よりー』
なんと言うことでしょう。村人たちは、一人残らずどこかへ行ってしまったのです。その様子に驚いた兵隊達。
「お、おまえ達!早く村人達を捕まえてこんか!」
王様が怒鳴りました。兵隊達や召使いたちはすぐに村人達を探すために外へでました。
木こりは、王様がすぐに村人達が戻ってくるからという理由で、結局牢屋に入れられてしまいました。
ところが、おやつの時間になっても兵隊達や召使い達がお城に帰ってきません。待ちきれなくなった王様は、牢屋にいる木こりに村人達がどこに行ったのか聞きました。木こりは、笑いながら、
「皆、王様を仲間外れにして、森の中の広場で楽しくパーティーしてるよ!」
それを聞いた王様はさらにカンカンに怒り、そのきこりを連れて森の中の広場へと向かいました。
森の中を歩いていくと、何やら楽しげな音楽が聞こえてきました。その様子に、王様は、びっくり。
そこにいたのは、追い出したお姫様だけでなく、村人達や、兵隊達も仲良くパーティーをしていました。
コレを見て、楽しくないのが王様です。
「おまえ達!!王様のワシを仲間外れにするとは何事か!!」
王様の怒鳴り声。しかし、そこで一人の村人が前に出てきてハッキリと言いました。
「このパーティーは、いじわるをしない人たちにしか参加できません。いじわるな王様は、だから呼ばれなかったのです。」
その一声の後に、いろんな人たちも口々に言い出しました。
「そうだ!こんないじわるな人は王様なんかじゃない!」
「私たち皆、お姫様の味方だ!」
「いじわるな王様!いじわるな王様!!」
村人達が、自分を追い出そうとしており、王様は、グッと黙り込んでしまいました。すると、そこで口を開いたのが木こりでした。
「どうだ!?いじわるするのは楽しいかもしれないけど、いじわるされるのは、とっても悲しいんだぞ!!」
陽気な木こりが、大声でそう言うと、その後に、王様はトボトボとお城へと戻りました。
その夜。大きなお城で一人ぼっちの王様は、眠れませんでした……。
「皆……帰ってきておくれ……ワシが悪かった……。」
誰もいない部屋で、王様は、寂しくて涙をポロポロと流しました。
ところが、翌日、お姫様が王様の前に現れたのです。
心優しいお姫様は、優しく微笑むと、
「陽気な木こり!なぜ、お姫様に優しくしたのだ?ワシに逆らう気か?」
怒っている王様に対して、木こりはあわてる様子もなく、答えました。
「だって、アンタはこの国の王様じゃないんだ!村の人たちもそれに呆れて、皆出て行っちまったよ!」
それを聞いた王様は、顔を真っ赤にして怒ってしましました。
「なに!?そんなこと、あるものか!ワシは王様だぞ!?」
しかし木こりは、陽気に笑いながら
「それなら、外にでて確かめたらいかがでしょう?もし、村人たちがいたらオイラを牢屋に入れて構わないです!」
と、言いました。王様は
「いいともいいとも。」
と言って、外に出てみました。するとどうでしょう。
外にでてみると、ガランと静まり返り、そのかわり、一つだけぽつんと立てられている看板がありました。
『こんないじわるな王様は大嫌いだ。この村から出て行ってやる。ー村人達よりー』
なんと言うことでしょう。村人たちは、一人残らずどこかへ行ってしまったのです。その様子に驚いた兵隊達。
「お、おまえ達!早く村人達を捕まえてこんか!」
王様が怒鳴りました。兵隊達や召使いたちはすぐに村人達を探すために外へでました。
木こりは、王様がすぐに村人達が戻ってくるからという理由で、結局牢屋に入れられてしまいました。
ところが、おやつの時間になっても兵隊達や召使い達がお城に帰ってきません。待ちきれなくなった王様は、牢屋にいる木こりに村人達がどこに行ったのか聞きました。木こりは、笑いながら、
「皆、王様を仲間外れにして、森の中の広場で楽しくパーティーしてるよ!」
それを聞いた王様はさらにカンカンに怒り、そのきこりを連れて森の中の広場へと向かいました。
森の中を歩いていくと、何やら楽しげな音楽が聞こえてきました。その様子に、王様は、びっくり。
そこにいたのは、追い出したお姫様だけでなく、村人達や、兵隊達も仲良くパーティーをしていました。
コレを見て、楽しくないのが王様です。
「おまえ達!!王様のワシを仲間外れにするとは何事か!!」
王様の怒鳴り声。しかし、そこで一人の村人が前に出てきてハッキリと言いました。
「このパーティーは、いじわるをしない人たちにしか参加できません。いじわるな王様は、だから呼ばれなかったのです。」
その一声の後に、いろんな人たちも口々に言い出しました。
「そうだ!こんないじわるな人は王様なんかじゃない!」
「私たち皆、お姫様の味方だ!」
「いじわるな王様!いじわるな王様!!」
村人達が、自分を追い出そうとしており、王様は、グッと黙り込んでしまいました。すると、そこで口を開いたのが木こりでした。
「どうだ!?いじわるするのは楽しいかもしれないけど、いじわるされるのは、とっても悲しいんだぞ!!」
陽気な木こりが、大声でそう言うと、その後に、王様はトボトボとお城へと戻りました。
その夜。大きなお城で一人ぼっちの王様は、眠れませんでした……。
「皆……帰ってきておくれ……ワシが悪かった……。」
誰もいない部屋で、王様は、寂しくて涙をポロポロと流しました。
ところが、翌日、お姫様が王様の前に現れたのです。
心優しいお姫様は、優しく微笑むと、