「あ、そーなの？
…ってか、さっき叶愛ちゃんが言おうとしたのってなに？」
「あー！そーいえば！きいてきいて！！」
「ん？」
「実はね！一ノ瀬君のあの性格は全部嘘で、演技してたんだよ！！」
「え？！嘘ついてたの！？
あの一ノ瀬君が！？」
ほ〜らみろ！一ノ瀬！！
信じてるじゃんか〜
「うんうん！！だからね！これをみんなにバラして！みんなの目を覚ましてあげようと思ってるんだ！！」
「え！？ば、バラすの！？
バラすとかムr…」
「うん！がんばってバラす！」
よし！仁維奈に言ったらやる気でてきたぞ！！
私は、すぐ行動に移した
「おはよ〜！ねぇきいて〜、ニュースだよニュース！」
「おはよ〜叶愛！え、なになに？」
「あの有名な王子様いるじゃん？？」
「うん！！一ノ瀬君のことでしょ」
「そ、そう…それがね！！あの王子様みたいな性格は全部嘘で！！演技してるんだよ！！
みたか一ノ瀬！！また一人どんどん信じていくぞ〜！！
「あははっ！！！なーにいってんの叶愛！！！
も〜朝から冗談ひどい〜
寝ぼけてるんじゃないの〜？」
「え、ほ、本当だよ！！」
「またまた〜、あはは！！叶愛もそんな冗談言うんだね〜」
ちょっ…な、なんで信じてないの！？
「嘘つかないでよ〜」
「一ノ瀬君が！？ありえないよ〜」
「叶愛おかしいよ〜」
とかなんとか……
誰も信じてくれず、唯一信じてくれたのは、仁維奈だけだった……
だ、だれも信じない……
やっぱり一ノ瀬のいうとおり誰も信じてくれないのかな……？
