「本当に?!よかったー!仁維奈は私が守らなきゃいけないんだから!」
「ん?どうして、叶愛ちゃんが私を守るの? それに誰から?」
「そんなの仁維奈に近づく虫けらどもに決まってるでしょ!」
「え、虫?確かに虫は苦手だけどそんな守ってもらうほどじゃないよ?」
「もー!ほんとに仁維奈は天然で無自覚なんだから!いいの!とにかく仁維奈は私に守られてれば!」
「んふふふ、なんだか叶愛ちゃんお父さんみたい(笑)」
お、お父さん…ま、可愛いからいいけど!
「よし!早速教室に行こうよ!あ、そういえば私たち何組だった?」
「んーとねーC組だったよ
そーいえば一ノ瀬君もC組だよ!
これからすごく騒がしくなりそうだね」
「は?最悪。」
「そういえば叶愛ちゃん一ノ瀬君苦手だったね(笑)」
「私あーゆー完璧人間苦手なんだよね。
それになんか見下されてる感じ?
あいつ絶対裏があると思うのよ」
「そーかな?私にはよく分からないけどな
んふふっ」