この学校の体育祭は球技全般が種目になっている
生徒はその中から1つに出場する事になっていて
運動部の人は自分の所属する競技には出場できない
私は去年バスケに出場した
そんな私は運動が苦手な仁維奈を半強制的に誘いバスケに出場した
去年は1回戦目で負けちゃったからなー
今年はもっと勝ち進みたいな
「はい、じゃ今日はここまで解散!」
私がそんなことを考えている間に先生が説明を終えたようで委員会が終わっていた
「結城さん、今から仕事始めてもいいかな?」
「え?仕事?」
「あれ?もしかして結城さん先生の話聞いてなかった?」
や、やばい!!
去年の体育祭のこと思い出してて先生の話なんてこれっぽっちも聞いてなかった!
しかも残ってるの私たちだけじゃん!
どんだけ自分の世界に入ってたのよ私っ!!
「ご、ごめん、考え事してて……」
「そーだったんだ、通りでずっと上の空だと思ったよ(笑)」
一ノ瀬はそう言って微笑むと私に先生の話を説明してくれた