私は朝の一件のせいで全くと言っていいほど授業に集中できなかった
そんなこんなで時間はあっという間に過ぎもう放課後を迎えた
「叶愛ちゃん、学級委員になって本当に大丈夫なの?」
仁維奈が心配そうな顔をして私の席までやってきた
「全然大丈夫じゃないよ!
でも自分から言ったからには止められないし……」
「そうだよね…
何かあったら言ってね!私にできることなら何でもするから!」
「仁維奈ぁぁー!!
あんたってほんとにいい子なんだから!
ありがとう!」
_ギュッ
「うわっ!、ちょっ!の゛、あ゛ぢゃん…ぐ、苦しいよ」
私は嬉しくなって仁維奈を思いきり抱きしめた
「ははははは、ごめんごめん!」
苦しそうにする仁維奈を離し謝っていると
「結城さん!そろそろ生徒会室に行かないと遅れるよ!」
一ノ瀬がドアの前で私にそう言った