「いいんですよ黒龍さん…。遠慮せずに拒否してください…。それを覚悟で打ち明けたんですから…。覚悟を決めます…。」



「………あのさっきから勝手に思い込むのやめてくれないかな…?」



「はわっ!?」




「いつ誰がヲタクが嫌いなんて言ったの?さっきも言ったけど確かに世の中には差別する人もいる。けど、別に俺はヲタクが嫌いなわけじゃない。気持ち悪いとも思わない。人にはそれぞれ価値があるように、趣味にもある。ただそれがヲタクの場合少し特殊だから差別する人も出てきただけ。俺みたいになんとも思わない奴もいる。だから勝手に思い込むのやめようよ。それ結構やってること無駄だよ?」



って、何言ってんだ俺。まるでコイツを励ましてるみt「aじめて……」


「え?」



「はじめてっ…ヒック……言われたっ…っ…。」



「なっ…。」



全くさっぱりわからないけど、何故か泣き出した天野川。



「はじめて言われたっ……そんなこと……ヒック……。やっぱり……いるんですよねっ…っ…黒龍さんみたいな…っ方が……。いるんですよねっ……。ありがとうございます…ヒック」




何言ってるかよくわからなかったけど、まぁ…お礼を言われている気はした。



「……ほらほらもういいでしょ?開けて。」



「ヒック……は、はいっ……。」



ガチャ