涙って枯れないもんだね。 こんなに辛いんだったら、先輩になんて会いたくなかったよ。 「お、どうだった? 美月ちゃん。」 下駄箱についたときに また私の心を迷わす、悪魔が立っていた。 「あんたのせいで、わたしは!!!!!」 橘たつや。そいつの顔を見た瞬間。 一瞬で頭に血が上って、それが叫びなった。 「俺はお前を助けてやったんだざ? 感謝しな。」