「す、すいませんっ」


「どした? 俺の顔に何か付いてた?」


「いえ、そういうんじゃなくて...っ」


「?」



ああ、穴があったら入りたいってこういうことなんだね。


顔を真っ赤に染める私を、先生は横から見つめてくる。


そんなに見られたら、もっと赤くなりますよ先生...!!



「んー、じゃあ西峰の集中力も切れてきたことだし、今日はこの辺でやめとく?

続きはまた今度とかにしようか」



そう言って先生は、私から視線を外した。