隼人さんはあたしが落ち着くのを待って

近くのコンビニで
あったかいお茶を買って来てくれた


さらに靴擦れでボロボロになった足を
気遣って絆創膏まで…


それを貼ってバス停まで一緒に歩く



痛みがあるから
歩くのはかなり遅いけど


隼人さんは一切急かす事なく
あたしのペースに合わせてくれる


ありがたい…



「翼ちゃん、年いくつ?」


「22歳です」


「22歳!若いなぁ〜
人生でいっちゃん(一番)、ええ時や」



普段の生活は全然パッとしないし

旅行に来たら財布スラれるし


そんなにいい歳って実感ないけどなぁ…