『は、なーんだ。』

・・・え?それだけ?
もっと、からかったりはしないの?

『・・・うん・・・圭太・・・』

『あーあ、つまんねーの。』

圭太はまたそっぽを向いた。

『まぁ、千尋、お前はもう夢を見つけたか』

『夢・・・?獣医師になりたいの。』

『獣医師?ふーん、ま、頑張れ。』

『圭太は?』

『俺は・・・ほ・・・保育士・・・?』

『(笑)』

『あ、笑ったな!そんなに似合わねーのかよ』

『ううん、圭太なら素敵な保育士になれると思って。』