あれから小坂くんとは話してない。
けど、何故か目はあう。

そしてかわりに山崎くんと話す機会が多くなった。

友達からは
好かれてるんだよ。
と言われたが
私の眼中には入っていない


山崎くんもモテるけどなにか小坂くんと違うんだよな。
どーしても友達としてみてしまう。

委員会でかえるのが遅くなった。
教室に戻ると小坂くんがいた。

(あぁ。今日


「松本」

「なにー?」
山崎くんの声はかすれていた

「俺さお前のこと幸せにするからさ、拓也のことなんて忘れて付き合ってよ。」

「…ごめん。忘れることなんてできないよ。」

「お前。どうして拓也なんだよ。あんな冷たいやつのどこがいいんだよ。」

「山崎くんは知ってるでしょ?本当の小坂くん。冷たくみえて本当は優しいところ。秘密にされたら知りたくなるよ。小坂くんどこかに消えそうなんだもん」

山崎くんはなにも言わずに走っていった。

片想いってこんなに辛いんだな…
みんなはすぐに彼氏が出来ては、別れまた新しい彼氏ができる

なぜみんな忘れることができるの?
好きなひとでしょ?

みんなと価値観違うな。
だから嫌われるの?



余計なことばっか考える。


よーしっ。
忘れよう考えない決めた。













はずなのに



次の日
小坂くんは学校に来た。

遅刻しなかった。


私はたくさん小坂くんをちら見した

でも目はあわなかった


もうあっちに相手されてないじゃん…

そうおもうと悲しくなるだけ






委員会で帰りが遅くなった。


教室にもどると小坂くんがいた。


「小坂くん」

「…」

「私、小坂くんが好きだよ。」

「何で、俺なんだよ」

「なんでって」

「山崎にしろよ」

「無理だよ」

小坂くんが抱き締めてきた

けどそれは顔を見られたくなかったからだと思う。
小坂くんは泣いていた

そして、事情を全部きいた。

なにも言えなかった

「結局そんなもんだろ。女なんてそんなものだ。」

私は返す言葉がなかった。