好きってきもち

ピンポーン

「たーくーやー」

「おお。きたか。それで山崎いってくれた？」

「言ったけど…いいのか？松本…だっけ？すげぇ悲しそうな顔してたぞ？お前だって好意あるんだろ？」

「あるけど。やっぱり信じるって怖いんだよ。信じたら信じた分だけ、辛くなる。また、母親みたいに捨てられるのはいやなんだ。だったら最初から期待しない。だから、松本とははやいうちから縁をきるんだ」

「お前が女のことでこんな話が来るとは思ってもなかった。松本ってやつ面白いな。俺がもらっちゃうかもよ？」

「勝手にすればいい。」


次の日

やっぱり…話さないって無理だよとか思いつつもなかなか話せないし公園もいってない。

「おーい」
山崎くんだ

「な、なんですかっ」

「そんなびびるなって。お前さ俺のこと気になったりしない？」

「するわけない。それなら小坂くんの方がいい。」

「お前…早く諦めた方がましだぞ？」

「そんなのあんたにいわれなくてもわかってる！諦めるとか諦めないとか、私が決めることだから勝手に決めないでよね!!!」

「まぁ、むりになったらいつでも俺のとこおいでよ」

「やだね(べっー」

小坂くんと目があった気がした。
…って気のせいか。