もしかして辛いのかな?
歩いて遠足に行くとか?
それだったら嫌だな…
ま、近くなったら先生が教えてもらえるしいいか。
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ピンポーン
『鍵空いてますからどうぞ。』
ガチャ
あたしは20時くらいに差し入れをもって、小五郎さんの部屋を訪ねた。
「お邪魔します。」
あたしは靴を揃へ上がった。
リビングの方に行くと小五郎さんが何かを書いていた。
あたしは邪魔にならないように、キッチンを借りて小五郎さんのコーヒーを淹れた。
コトッ
「あぁ、巳甘さん。声かけてくださればよかったのに。」
コーヒーをテーブルの上におくと小五郎さんはあたしの方を振り向いた。
今の小五郎さんメガネかけてる。
「邪魔したくなかったから。」
「対したことやってませんから。」
小五郎さんは沢山の紙を一つに束ね片付けた。