「こらっ。甘味やめなさい。もう唐辛子あげないからね。」



すると蛇が巻きつくのをやめたかと思うと僕の上のほうに上がってきた。



「沖田さん、甘味も抱っこしてもらってもいい?」



蛇は巳甘ちゃんのお腹の上にちょこんとのっかってる。



「もちろんいいよ。」



巳甘ちゃんの頼みなんて断れないよ。



巳甘ちゃんは嬉しそうに蛇を撫でていた



このまま巳甘ちゃんを連れ去って僕のものにしたい。



人の女をとろうなんかしたくはないけどとろうとしたい衝動にかけられた。



僕はそんな考えを消え去るように頭を左右に振って気持ちを入れ替えた。



「よし、急いで行こうか。しっかり捕まっててね。」



巳甘ちゃんは僕の首にしがみついた




「今回だけだから。次からは手も繋がないし抱っこもさせてあげないから。こんなことしてるの小五郎さんに見つかったら誤解招くんだからね。」



僕の耳元で巳甘ちゃんは囁く。



まるで僕が好きなの巳甘ちゃんは知っているかのように聞こえたからドキリと心臓がなった。