僕は仕方なく僕の席に座った。
土方先生も僕の隣に腰掛け僕の机の上に課題らしきプリントを置いた。
「一年生から復習だ。」
「……鬼畜。」
「なんか言ったか?あぁ?」
「教師が生徒を脅すんですか」
「つべこべ言わずさっさとやれ。お前が早くやらねぇと巳甘をまたせるんだ。」
巳甘…
土方先生の妹の事だよね。
午後の授業の時に来た可愛い女の子。
何処かで見たような気がしたんだけど…
「にしても連絡遅いな…。吉田からはもう終わったって聞いたんだがな。」
土方先生はさっきから時計を気にしてる
「電話して見たらどうですか?」
「そうだな。お前は黙ってそれやっとけよ。」
「はーい。」
僕は課題を終わらすことにした。
あの人のことだから終わるまで居残りするんだよな。
それだけは嫌だ。