「あー…。帰ろっかな。」



放課後土方先生に居残りを言われた。



授業中寝てた罰だ…って。



眠いから仕方ないんだから。




「総司ー。」


僕の気持ちは落ち込んでいるってのに教室の外から僕の名前を呼ぶ平助が来た



「なんか用平助。」



「な、なんだよ。睨むなよ。俺はただ総司を部活に誘おうと…」




「ねぇ、平助は土方先生の居残りやりたいって言ってたよね?」



「いや言ってな____」



「言ったよね?」



「言って……ない!今日こそは総司の代わりに居残りはやらないからな!」



そう言うと平助は一目散に逃げた。



「ッチ。あー…だる。」



仕方ないから他の人に頼もうと思ったら教室に残ってるのは僕だけだった。



「サボっちゃお。」



バシッ



「いっだっ!」



「何逃げようとしてんだ?」



「トイレに行こうと」



「カバンを持ってか?」



「飲み物買ってこようかと」



「んなもんさっさと課題終わらせてから行け。」




次々とバッサリとかわされる。



「はいはい。分かりましたよ。僕には逃げ場ないんでしょ?」



「よく分かってるじゃないか。」