「怖いのに高杉君と坂本君は反省すらしませんから。」



「高杉?あ、もしかして晋作の事?」




「ええ。いますよ。」




「わぁぁ!後で会いにいってみよう。お兄ちゃん案内してくれるかな…」




「心配入りませんよ。ちょうどあの2人土方先生に呼ばれてますから。」




「なるほど。じゃあお兄ちゃんに会いに行ったら会えるんだ!頑張ってこの後の仕事……。あぁ!仕事!か、甘味!今何時?」




あたしは甘味に話しかけた。



(何やってんの?もう休憩時間すぎたよ。)



「ど、どうしよう。吉田に怒ら…ったぁ!」



後ろから誰かに叩かれた。




「へぇ、よく分かってるじゃん。」



後ろを振り向くとお怒り状態の吉田がいた。



「ご、ごめんなさい!」



すると突然後ろの襟元を掴まれた。




「案内に付き合っていただきありがとうございます。僕ら急いでいかないといけないので失礼します。」




「え、えぇ。」




ズルズルと引っ張られ現場へと向かった。