飛行機から降りて荷物を取りに向かった
あ、あった。
白いキャリーバック。
吉田のは黒だから…っと、あった。
あたしは二つのキャリーバックを手に吉田のところへ向かった。
「はい、吉田の。」
「ありがと。仕方ないから巳甘のも持ってあげる。」
「ありがとう。じゃあ、あたしあの子迎えに行ってくるね。」
あたしは動物達が運ばれてくる所へと向かった。
「土方様。」
「はい。」
丁度あたしが呼ばれていた。
あたしは急いで迎えに行った。
「土方様どうぞ。」
「ありがとうございます!」
あたしは動物用のゲージ…というより猫が入るようなふかふかしたものをもらった。
「甘味〜、いい子にしてた?」
あたしは中に呼びかけた。
(勿論だよ。っていうか子供扱いしないでよ。)
中からそう声がする。
「流石あたしの蛇だよ。」
甘味というのはあたしが飼っている蛇の名前。
(巳甘の物じゃないからね。)
「えへへ。さて、吉田の所に行こうか。」