手を差し伸べられた私は恥ずかしくて、顔が少し赤くなった。
『ありがとう…ございます』
敬語になったし。
キーンコーンカーンコーン

二度目の予鈴だ!流石にやばい!

『さよなら!』と言葉をそえて走った。

ガラガラ

間に合った。と思いきや
『ゴホンッ』
中込先生が咳払いをしていた。

私はすみませんといい、教室に入った。