遅刻ー!

パンをくわえながら自転車をこぐ。
学校の予鈴まであと5分…
死に物狂いで自転車をがしゃがしゃこいでいると、あまりに早かったためパンを落とした。
しかし、拾っている時間などないわけだから、電信柱の鳥さんにあげた。


もうすぐ学校だ!
キーンコーンカーンコーン
予鈴だーー!
私の顔は少し青ざめる。やばいやばいやばーい!

ドンッ!

痛ったた、、

あ、大丈夫ですか?知らない男の子は手を差し伸べてこう言った。