黒羽を始め、鴨、土方、一,はその状況がわからず呆然。
「取り敢えず、まぁ、中に入るきぃ。」
寺田屋の中にそう言って入る龍馬に以蔵が続く。
黒羽達もその空気感を不思議に思いながら以蔵に続いた。
寺田屋に入ったはいいが、沈黙が流れる。
黒羽は下を向き何やら考えている様子だ。
以蔵は土方を睨み警戒しているのがあからさまで、
龍馬はさっきから笑顔を崩さない。
土方、一もそれぞれ表情がちが…くない。
土方はいつもどうりの顔(眉間にしわ寄ってる)。
斎藤もいつもどうりの顔(無表情)。
そして芹沢は_______
『____鴨がいない。』
眉を下げかもが何故いないのか疑問には思わず、鴨がいないことに黒羽は不安を抱いた。
「黒羽?大丈夫か?」
「どうした黒羽?具合悪いのか?医者呼ぶか?」
黒羽が少しいつもと違う暗い表情をすると昔から質問攻め。
2人の心配した表情がこちらを向き何時も黒羽はこの状況に困るのだ。