…そう、そのあかりの言葉とは、
夏休みが始まる前に隼人くんに告白する
ということだった。
私としては、驚きと同時に今までの罪悪感とかもブワッと… こう、甦ってきちゃったわけなんだけど。
「悠は変なところ気にしちゃ駄目なんだからね!!」
…なんて言葉をかけられてしまったから、あかりには参った。
「…それにしても、なんで急に?」
「あっ、私もそれ聞きたいー」
里奈に同調して、あかりに視線を向けると、あかりはまだ顔を赤くしたままだった。
…勇気をだしていってくれたんだなって思うと、嬉しい。
「…うーん
特別な理由としてはみあたらないけど、強いていうなら。 隼人にも、そろそろ私のことを意識してもらいたいなって思ったから……かな?」
照れ笑いをするあかりは、それはそれは可愛くて。
私は思わずあかりに抱きつく。
「もー 悠ってば、人に抱きつくの好きだよね!!」
「だってあかりが可愛いんだもーん!」
笑ってそういうと、しょうがないなーって笑い返してくれる。