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夏休みまで、あと数日。





私はあかりと里奈とお昼を食べていた。



……んだけど。








ガタンッ





「それほんと!!?」







大きな音を立てて倒れるいすに目もくれず、私はあかりの言葉に大声を発する。






…当然、教室にいた方たちは私たちの方を向くわけで。






「ちょっと、悠うるさいっ」







顔を赤く染めたあかりに注意される始末だ。












「でっ、でも…だって……!!」








未だに興奮と動揺その他もろもろを抑えきれない私は、あかりの注意なんてスルーだ。 スルー。














「……隼人くんに、告白…とかっ!!」




「だから一回落ち着け、黙れ」




「あいたっ」








私の頭をポカリと叩いたのは里奈。



…もうっ

暴力はいけませんよ!?