夜になり月が出てきた。今日は満月だ。子供の頃満月を見ると幸せになった。
ジンクスのようなものだ。
満月を見た翌日は決まっていいことが起きていたんだ。
無くしたおもちゃがみつかったり、喧嘩していた友達と仲直りできたり。
いつだったか、そのことが不思議になって陽司のお母さんにきいたことがあった。
「おばさん、なんで満月の次の日はいいことが起きるの?」
おばさんは困ったように答えた。
「そうねぇ。お月様は丸いわよね。だから全てが丸くおさまるようにしたいんじゃないかしら。」
「そっかぁ。お月様は平和主義者なんだね。」
「はは。そうね。」
ジンクスのようなものだ。
満月を見た翌日は決まっていいことが起きていたんだ。
無くしたおもちゃがみつかったり、喧嘩していた友達と仲直りできたり。
いつだったか、そのことが不思議になって陽司のお母さんにきいたことがあった。
「おばさん、なんで満月の次の日はいいことが起きるの?」
おばさんは困ったように答えた。
「そうねぇ。お月様は丸いわよね。だから全てが丸くおさまるようにしたいんじゃないかしら。」
「そっかぁ。お月様は平和主義者なんだね。」
「はは。そうね。」