あたしは人間じゃないの?


だって父上と母上の娘なのよ…?

あたしはあいつ等を許さない…

ただそれだけなのに…、


「君達わ同じ種、だから楽には出来ない、残念だが君達は色んな世界を渡って守らなければならない、」



あたしは赤い涙を流した。


そう…隣にいる女の子も醜い顔…


あたしとそっくりだった。


辺りは何もなくって、逃げる場所がない。


ただ光が放たれて白の世界…


「世界の掟ではそう決められている、君達の力はかなり危険なもの。その力を用いて世界を守るのだ」


あたし達に眠気が襲った。


『月夜氏 巫女氏 第千年の刑』

あたし等は闇に飲み込まれた。