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翌日、起きると流がいた。



「………おはよう」


「はよ」



一応挨拶はしたが……。





「何」





「見張り」





…見張りぃ?





「なんでだよ」




なんで見張りなんか。






「成さんに頼まれたんだよ。」






成さん……まじで私を出さない気か。





…ていうことは誠も?




「誠も?」



「あぁ。尚夏が見張ってる」




「あれ?でも尚夏学校は?」




「んなの休んでんじゃねーの?」









成さん……あなたっていう人は。








「……ふぁ」





眠い。



てか今何時だ?



私は時間を見るために携帯の電源を入れた。




途端、



ピリリリリリリ………!





「!?」





携帯が鳴った。



え、何。





画面を見ると、夏から着信が。






「んだよ、うるせぇな」





流が不機嫌な顔をする。








「悪りぃ」





私はそう言ってしばらく携帯の画面を見ていた。






「……あ、止まった。」








携帯のロックを解くと……




不在着信が36

メールが65通。







どんだけ送ってんだ。




しかも全部夜だし。





あいつら暇か。








呆れながら時間を見ると





「……嘘。」








もう昼の1時。







私どんだけ寝てんだ。






「起きんの遅ぇよ」





流はそう言って鼻で笑った。











「たまたまだ」






ちょっとむかついたので、私はムッとして言った。