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「なんで。可愛くない?」


「可愛いけどなんか…不思議。」


「…いいんだよ自己主張だから。似合うし。」


またしっかりとした同意を得られず、俺はムッと拗ねてみた。


「何の自己主張だよ。」


「ひーみーつっ。」


田村がいぶかしげに尋ねてきたので、俺は田村の口元に人差し指を当て、意味深な笑みを浮かべてそう言う。
すると田村が少し顔を赤らめたので、二人して笑ってしまった。


「あーなんか目、覚めてきたかも。」


「そりゃよかったな!」


田村が少し怒りぎみに返事をくれるので、また笑ってしまった。


「なーにがよかったのー?」

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