食べ終ったあと黒澤に送ってくって言われた
「送ってく家どこ」
「いいよ。大丈夫だから」
「今日のお礼として。藤崎に変わって送ってくわ」
「…黒澤の家どこよ」
「△△△市だけど」
「それ私の家の反対方向だよ?やっぱりいいって」
「送らせろ」
そんときの声はニコニコしている声じゃなくてマジトーンになってた
「う、うん」
帰宅途中に黒澤が突然言ってきた
「ユキちゃん俺の事なんて呼んでる?」
「黒澤…?」
「下の名前で呼んでよ」
「リュウ?」
「龍騎!キがないんですけど笑」
「まぁ、いいじゃん?」
「よくねーよ笑笑」
もうすぐ家に着こうとしたとき
家の前に誰かが立っていた
「この時間ダメだったか?」
「大丈夫だと思うけど…」
だんだん近づいてようやくわかった
「ケイ…?」
「ユキ!…と黒澤…?」