物音で私は目を覚ました。月が帰ってきたのだろう。


時間は朝方の八時。いつもなら学校に登校している時間。


慌ててベッドの上で体育座りする。


「おはよ。朝飯は何がいい?」


月は眠そうにあくびをしている。


「お酒臭い............」


「しょうがねぇだろ。仕事で飲まなきゃいけないんだから」


手際よく料理を月は作っている。私はその背中を見ていた。