バイクの音がまた聞こえてきた

「なんや。」

道にはものすごい数のバイクが近づいてきた。
その1番前のバイクの男の人がこっちによってきた。

「おい、お前なにしとるんや。嫌がっとるやろ。離せ」

「は?なにゆっとんねん!」

「お前、誰に向かってゆってんだよ」

「お、お前…もしかして…天宮 まこ…」

その瞬間、私の腕を掴んでいた男は
地面に飛ばされた。

「あぁ、俺は天宮 真(アマミヤ マコト)だ」

そして、全員
「すんませんでした」
と言ってさっさと帰ってしまった。

「おい、大丈夫か?」

その人の顔を見上げた
背が高く、髪の毛は綺麗な銀色
少し冷たそうな瞳