封筒の中身が気になって開くと中には手紙と通帳と何かの鍵が入っていた。


"心結へ


これを見ているということは意識が戻ったのかな?

それなら一安心だ。

身内が誰一人もいない心結を今すぐ引き取りたいけど僕の仕事の都合上それは無理なんだ。

本当にすまない。

だから、その通帳に心結の生活費を振り込むからそれで暮らしていってほしい。

家も用意しているからね。

地図にのっているマンションに行ってほしい。

そこが心結の家だよ。

一緒にいれなくて本当にすまない。

でも、心結のことをすこし遠くから見守っているよ。


父より"