これで先輩と一緒に登校できる。
限られた時間を有効に使わないといけないもん。
それから私は毎朝、駅まで先輩を迎えに行った。
放課後は先輩が図書館で勉強するから、邪魔しないように私も隣で勉強したり本を読んだりした。
絶対近くにはいるようにした。
少しでも長く同じ空間にいたい。
その思いで、わがままは言わずに先輩のことを一番近くで応援した。
そしてあっという間に時間は流れて、先輩の受ける大学の入試前日。
先輩は明日朝早く起きて、始発で向かうらしい。
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