重たい扉を開けて、外に出る。 そこにはもう翼先輩が座っていた。 私は翼先輩の隣まで行き座る。 「はい、先輩」 「ありがと」 いつものようにお弁当を渡すと、嬉しそうに受け取ってくれる。 それから2人でお弁当を食べる。 「花香ちゃんと前田先輩がいないと静かですね」 「いつもうるさすぎるよ。 今日は急に2人で食べたらって言ってきたんだけど」 花香ちゃんがお願いしたからだよね。 前田先輩、ありがとうございます。