「花香ちゃん、早く行こう!」 私は急いでお弁当を出して、花香ちゃんを急かす。 翼先輩のところに行きたくて仕方ない。 「いや、今日はパス。 あたしらいたら話しづらいでしょ」 「へ?」 「洸佑にもラインしといたから、ゆっくり話してきな」 親指を立ててウインクをする花香ちゃん。 仕事が速い……! 確かに花香ちゃん達がいたら、話しづらいしいづらいよね? 「わかった!行ってくるね」 私は1人で教室を出て、屋上に向かった。