サラッと言われて、思わず口ごもる。


したけど、したけどさ……。






「それは先輩が無理やり……」



「陽菜も求めてきたでしょ?」





先輩はズルイ。

ここであえて私の当時の感情を言ってしまうなんて。




バレていたことに対しての恥ずかしさが込み上げてくる。





私は気持ちを落ち着かせるために、たこ焼きにふたをして袋の中に戻す。


今から食べるとゆう行為は、少し気がひける。




と、いうよりできないから。






「キッキスは好きな人同士でしなきゃ意味がないんですよ!」





もう自分が何を言いたいのかわからない。