へ、変に意識しちゃって食べられない……。




「食べないの?」



「へっ?あ、食べ……ますけど……」




うぅ、つい動揺を表にだしちゃった。


そんな私に気づき、先輩が隣でフッと笑う。






「何意識してんの?」



「しっしてませんよ!」





こんなのしてるってバレバレじゃん。


少し道に外れていて薄暗いから、顔がはっきり見えないことだけが救いだった。




今、きっと真っ赤だから……。






「もう……キスしたじゃん」



「……っ!?」