あ、だから休憩しようって。
先輩の優しさが沁みてくる。
「大丈夫ですよ!
だから、一緒に食べましょ?」
確かに歩きにくかったし、慣れない下駄で足が痛いけど、先輩といる時間が楽しくて落ち着いて気にならなかった。
先輩といたら何でも平気なんだ。
私の言葉にホッとして、優しく微笑む先輩。
それにつられて私も微笑む。
「たこ焼きは好きですか?
明太子味買ってみたんですよ」
「そんなのあるんだ」
「食べます?」
さっき買ったたこ焼きを早速出して、食べ始める。
思いのほか明太子味がおいしかったから、先輩に勧めてみた。
「食べる」